映画

『悪の法則』

評価:★★☆※ネタバレあり。♪ジタバタするなよ 世紀末が来るぜ というわけで、シブがき隊「NAI NAI 16」がテーマ曲の『悪の法則』をBDで観賞した(違う)。 詳しいことは公式サイトやウィキペディアを見ていただきたいが、残酷シーンの残酷さと、キャメロン・…

『アナと雪の女王』

評価:★★★★ 映画館で字幕版を観賞。平日の朝一番に見に行ったせいか、サービスデーだったにもかかわらず、観客は30人ほどだった。時期は3月下旬。 まず、断っておかねばならないのは、本作が良くも悪くもミュージカル映画であるということである。本作は最高…

『きっと、うまくいく』(少しネタバレあり)

本国では2009年に公開され、インド映画歴代興行収入1位を記録したというインド映画。 普段、インド映画は見ないのだが(見たことがあるのは、『ムトゥ 踊るマハラジャ』『ロボット』くらいだと思う)、かなり評判が良かったので観に行くことにした。 作中の…

余韻という要因

・映画本編終了直後に「風立ちぬ」予告を4分間上映 「余韻泥棒」など批判相次ぐ - ねとらぼ http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1306/11/news124.html『言の葉の庭』はTOHOシネマズ系列の映画館で観賞したのだが、本編上映終了後、約4分ほど『風立ちぬ』…

『言の葉の庭』(ネタバレあり)

新海誠監督の2年ぶりの最新作、アニメーション映画『言の葉の庭』を映画館で観賞した。 これまでの新海誠監督映画は一応全て(5本)DVDで見ている。申し訳ないが、新海監督作品はどれもあまり好きになれなかったのだが(あくまで自分の好みではないというだ…

『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは、傷つきながら夢を見る』

・公式サイト http://www.2011-akb48.jp/index.html*ネタバレを気にするような映画ではないと思うのだが、一応ネタバレ注意。 客席は3分の1くらい埋まっていた。公開開始から結構時間が経っている平日夜の上映にしては多いと思った。 タマフルで絶賛されて…

子育て映画としての『コクリコ坂から』

言わずと知れたスタジオジブリ制作のアニメーション映画であり、宮崎駿氏の長男、宮崎吾朗氏の監督第二作。 吾朗監督は、1967年生まれ。30歳までアニメとは全く関係ない仕事をしていたが、その後、三鷹の森ジブリ美術館建設に関わり、同館長を務めた後、2006…

『マイマイ新子と千年の魔法』の風景

しかしその後、同じ地元の映画館へもう一度見に行ったのだが(客数は最終上映にもかかわらず1回目より少し多い程度だった)、そしたら1回目に見た時より感動したのである。そのおかげで、この映画の不思議さ、奇妙さをやっと少しばかり実感することができた…

『マイマイ新子と千年の魔法』の魔法

ぼやぼやしていると上映が終了してしまうので、通常料金の日ではあったが映画館へ見に行く。チケットを購入すると、エコバッグをもらった。こんなものがもらえるとは全然知らなかった。調べると、数に限りがあるとか。 平日だということもあったろうが、観客…

ハリウッドのパンダが愛より大切なものを教えてくれたよ

タイトルは釣りです。釣られた人は「釣られた熊猫ーッ!」と叫んでくださいw。 というわけで、内容は、最近DVDで見た『カンフー・パンダ』(功夫熊猫)の感想です。 『カンフー・パンダ』とは、今更説明するまでもないでしょうが、3DCGで描かれた、カ…

『ダークナイト』

既に映画館での公開はほぼ終了しており、時機を逸した感がありますが、最近まったく更新していないので、他所でアップした映画評を少し加筆・修正した上でアップすることにしました。 まだ見ていない人向けではなく、既に見た人向けの内容になっているので、…

「作家主義」について再び問う、あるいは問わない

araig:net:「作家主義」について、その2 (リンク切れ) 前回の文章を書くに当たって僕の頭にあったのは、何も考えないで(自らのスタイルに無自覚に)映画についての批評(っぽいもの)を書くと、作家主義になってしまうということです。それは第一に自分…

なんだ、結局「名前が気に食わん」ってだけか……

araig:net−目を曇らせないための「作家主義」 (リンク切れ) 「作家主義」という言葉について抱いていたイメージが覆されました。 僕は全然知らなかったのですが、映画批評における「作家主義」は、文学や演劇批評の延長で映画を批評することに対する批判か…